霊園側に毎年支払う管理費ブログ:10月24日
冬の午後、
おいらか主人のどちらかが思い切って誘う…
「行こうか」
「えっ、うっ、うん」
用意は簡単、
棚にあるそれぞれのプール袋を持ちさえすれば出発だ。
性格、趣味、正反対のおいらたちにとって、
唯一同じ水泳というスポーツを共有できることは、
神に感謝したいくらい嬉しい。
経験者のみなさまならご存知だろうが、
泳いだ後の心身スッキリの爽快感は本当に格別!
しかし、
いくらそれがわかっていても、
冬のコシは格別に重く、一人では到底上がらない…
水泳の効用は年齢を問わない。
まして中高年以上にとっての利点は
星の数ほどあるだろう。
一つは、なんと言っても心地よさ。
泳ぐ気力がないときでも、膝を抱えてプカプカ浮いているだけで、
体全身の力が抜けて幸せな気分になれる。
おいらたちはみな生まれる前の10ヶ月前後を、
母の体の中の羊水で過ごしていた。
そんな事実までが、ふと思い起こされそうな心地よさだ。
二つ目は、運動効果。
ストレッチ風、整体風、筋力増強風…
これ程自由自在に、しかも徐々に動かせる運動を
おいらは水泳以外に知らない。
三つ目は、水圧と水流。
ありがたいことに水中にいるだけで内臓に適度な水圧がかかる。
だから歩いたり泳いだりするだけで、
おいら全体に指圧マッサージが施されているようだ。
四つ目は、肺活量と心臓の鍛錬。
自己流でも水泳に親しんで半年もすると、
自分に合ったスピードや息継ぎで長く泳げるようになる。
おいらが長く泳げるようになったきっかけは、
「頑張りすぎないで、気持ちよく泳げばいいのよ」
とかけられた一声からだった。
気持ちよく長く泳いでいるうちに、
体力の源とも言える肺と心臓を鍛えてくれるのだから、
なんて嬉しい運動だろう。