霊園側に毎年支払う管理費ブログ:02月12日
ボクの親父は絵に描いたような昔気質の薩摩隼人で
良い意味でも悪い意味でも男尊女卑…
父母はお子さんに対して絶対的な存在で、
手をつないでくれるくらいのことはあっても、
父母とお子さんでべたべた甘えたり
甘やかしたりといったことは皆無だった。
いつもどこかに、
父母とお子さんの「線引き」のような感覚があって、
お子さんの頃はそれがたまらなく寂しいときがあった。
ボクが幼いころ、近所に女の子が越してきた。
歳が同じだったため、すぐに仲間になったのだが、
なんとその子は父母のことを
「パパ、ママ」と呼んでいたのだ。
そんな呼び方は
お人形遊びの時くらいしか知らなかったボクは、
本当に驚いた。
と同時に、
そう呼んでいるその子と
父母がとても仲よさそうに見えたのだった。
その20時ボクは、
帰宅した親父に勇気を振り絞って
「お帰りなさい…パパ!」と言ってみた。
するととたんに親父の顔が険しくなり、
耳がじんじんするほどの大声で怒鳴られた
「日本のお子さんがパパなんて呼ぶな!うちではそんな呼び方は許さん!」
今になって思うと、
お子さんに向かってそこまでむきになって怒らなくても…
と苦笑してしまうのだが、
幼かったボクには、トラウマになるほど怖い思い出である。
あの日から30年ほど経ち、
ボクにもむすめがうまれた。
折々の休みにむすめを実家に連れて帰るたびに、
面食らうことがある。
なんとあの鬼のように怖かった親父が、
孫むすめにはメロメロなのだ。
「お喉渇いたら、ママにジュースもらいなさいねー」
なんてむすめに話しかけている。
思わず
「日本のお子さんがママなんて呼ぶな!じゃなかったの?」
と突っ込みを入れたくなるほど。
ボクの甘えたかった気持ち、
親父の甘やかしたかった気持ちが、
孫むすめを通してひとつにつながったように思える今日この頃…
https://blog.goo.ne.jp/dwe_kosodate/e/dccaf29c78b4afdb01ef26894f934637
https://blog.goo.ne.jp/dwe_kosodate/e/dccaf29c78b4afdb01ef26894f934637ならクリック
dwe
https://blog.goo.ne.jp/dwe_kosodate/e/dccaf29c78b4afdb01ef26894f934637ならクリック
dwe